コラトゥーラ（魚醤）の町、チェターラ。その２（2019年イタリア出張）

バスを降り、１０分も歩けばもう海。

その海の東側には砂浜と海水浴場。西側には小さな漁港。
町の中央には陶器の屋根の教会が。
山手には家はなさそう。

本当にコンパクトと町。

 

海岸沿いに大きな松の木が植わっている広場があり、小さな遊具とベンチがある。
木陰に覆われたそのベンチには、特に目的もないのだろう、お年寄り達が楽しく会話をしている。
ランチにはまだ早いレストランのテラスでも、お年寄り達の会話が踊る。
そして、教会の近くには集会所があり、こちらでもお年寄り達がカードゲームを楽しんでいる。
町の人、全員が知り合いのようだ。

住宅のテラスには、気持ちよさそうにシーツが風と戯れている。
洗濯物も。
しかし、いつまで干しているのだろう。もうとっくに乾いているだろうに。

真っ黒な家の中からマンマがこどもを叱る大声が聞こえてくる。

ああ、こんな町で老後を過ごしたいな。

本当に平和。