コラトゥーラ(魚醤)の町、チェターラ。その1 (2019年イタリア出張)
最近はまっているパスタがSpaghetti con Colature(スパゲッティ・コン・コラトゥーラ)。
コラトゥーラとオリーブオイルを混ぜたところに茹でたパスタをぶっこむだけ。
シンプルだけど、美味しい。
当店でも既にシチリア産のコラトゥーラを扱っている。
が、原料がイワシと塩なので、シチリアだけでなくいろんな産地があるようだ。
そこで、せっかくカンパーニア州に来ているのであればと、コラトゥーラで有名なソレント半島のチェターラに行こうとなった。
ナポリ中央駅から電車(インターシティー)で約40分でサレルノ。
サレルノ駅の駅前からソレント半島の海岸沿いをバスで約30分。
チェターラ、本当に小さな町。
町にはイワシをオブジェにした物があちらこちらに。
チェターラでコラトゥーラを最初に作ったというデルフィーノへ。
同じバスに乗車していたと思う観光客も次から次へと。
あっという間に店内はお客でいっぱい。
ま、この町に来るのはコラトゥーラを購入するしか目的はないだろう。
お客さんが居ない時をねらってお店のお嬢さんに交渉したが、製造している工場は見られなかった。
機会があれば、イワシを見事に捌くところを見たいものだ。
町を離れる前にお店の方のお勧めのレストランへ。
サン・ピエトロ
勿論私はSpaghetti con Colature(スパゲッティ・コン・コラトゥーラ)。
ウェーターさんがスパゲッティを持って来てくれた時に、「塩味が薄ければこれを」とコラトゥーラの小瓶を置いて行ったが、私にはとても塩辛くてなかなか食べられなかった。
作る前から注文はしたくないが、「塩味薄めで」と言っておくべくだった。
リモンチェロですっきりさせて、いざヴィエトリへ。